2023年を迎えて、トレーニングや日々のスポーツ活動を皆さんどうお過ごしでしょうか?
今年一年をどのようして過ごしていきたいか、目標を立てた方々も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、目標に対してどのような計画が必要なのか?どのような考え方で計画を立てると取り組み易いのか?
といった点について書いていきたいと思います!
最終的な目標(ビジョン)は抽象的な表現で!
計画づくりのはじめの一歩には、自身が最終的にどういった成果を残したいのか目標が必要です。
これに関しては、できるだけ抽象的な表現で目標を立てることをおすすめします。
抽象的とは
→「いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま」
https://kotobank.jp/word/抽象的-567543(コトバンクより)
なぜ抽象的な表現をおすすめするのかというと、計画を立てて、実際に取り組む上で、予定通りに進まないことや何か問題が生じる場合が必ずあります。
そういった時に柔軟な対応で問題解決するためには、自分の活動を全体的に見渡すことができるような目標が適しています。
また、順調に成果を感じる段階もあれば、そうではない段階もあるはずです。そのような変化の波があったとしても、
モチベーションを保って、継続的にトレーニングや練習を続けられるような大きな目標、壮大なビジョンがあると計画は前に進みます。
おそらくですが、スポーツやトレーニングで計画を立てて、成果を残そうとしているのであれば、
その目標は、簡単に成し遂げられるようなものではないでしょう。ある程度の長い期間で物事を考えることが多いと思います。
逆に、「できた」か「できなかった」かが、すぐに分かるような目標であれば、計画を立てて取り組む必要はありません。
最初からできないような難題を解決するために、計画があるはずです。
したがって、最終的な目標には、抽象的な表現が好ましいです。自分の好奇心が高まるようなものを掲げてみましょう。
目先の目標は具体的に!できるだけ数値化する!
次に「日々の取り組みがどのくらい目標に向かって進んでいるのか」判断するための指標について説明します。
この指標のことを「最終的な目標」に対して「目先の目標」と呼びましょう。
これに関しては、先ほどと打って変わって、できるだけ具体的な表現をしていきたいです。そして大切なことは、数字で判断をするということです。
フィードバック(振り返り)は数字を軸にして行う
ご自身の活動を振り返る際、仮に1週間のトレーニングについて振り返ることとします。
以下のような振り返りをするAさんとBさんが2人いた場合、
どちらの方が計画に対して進んでいるような感じがするでしょうか?
Aさん 「今週はトレーニングを先週よりも頑張った」
Bさん「先週はジムに2回行ったが、今週は3回行くことができ、より充実したトレーニングができた」
おそらく、Bさんの方が質の高いトレーニングが出来ていそうですよね…
トレーニングの内容はさておき、目先の目標がクリア「できた」か「できなかった」のかという白黒の判断から一歩踏み込んで、
「どのくらい」できたか、できなかったのか知ることは、分析において非常に大切な視点です。
もう少しでクリアできた目標に対しては、諦めずに続ける必要がありますし、いますぐにクリアすることができないような課題に対しては、
やり方を検討する必要があります。このように、次の取り組みにつなげるためにも、数値化は評価において大切です。
「最終的な目標」と「目先の目標」を使った計画づくり
仮に、「生活の質を高めて、見た目も中身もできるビジネスマンを目指す!」というビジョンを持った方がいることを想定して、
計画を立ててみました!
まず持って、見た目を変えたいという目的をお持ちですので、減量を目的とした目先の目標を立てました。
さらに、生活の質を高めるというビジョンには、健康を損なわないことが条件であると考えます。
過度な食事制限などは考えずに、継続的に運動ができて、それに合った食事や休養をとるということ念頭に計画を立てました。
計画を最後までやり遂げるために、何かを大きく変えることは、意外にもリスクと言ってもいいでしょう。
よく過度なトレーニングや食事の方法が、結果に早く結びつくという点で注目を浴びますが、
本当に長い目で結果を出したいのであれば、当たり前のレベルを上げるために上記のような数値化が必要です
(運動する頻度や外食の回数、睡眠時間など)。
そうすることで活動の継続性は高まります。
トレーニングや食事の内容を変えることで変化は感じ易いですし、当然変えて行かなければなりません。
しかしながら、その前提をまず変えることが先であるということです。
今まで計画は立てるけど継続して、その計画をやり遂げることができなかったという経験がある方は、少し目先の目標のハードルを下げて
(細かい指標ではなく、大体の目安)、計画を立ててみて下さい。
このように考えると、一定の頻度で運動をするだけでも、私たちの生活へのメリットは意外に多いということが分かります。
痩せるためやパフォーマンスを上げるために「これさえやっておけば…」といった内容のコンテンツも多く最近では目にしますが、
それ以上に「とにかく続けること」の方が心身にとっては、大きな成果につながるということを最後にお伝えしたいと思います。
まずは簡単なことから日々積み重ねることで心身の変化は生まれます。
ぜひ当ジムで一緒に目標を達成しましょう!